ポヤトス監督が「渡井選手、ポルトガル挑戦」について思うこと
Treinador do @vortis_pr , Daniel Poyatos em destaque no jornal Abola a falar sobre o grande sonho de Masaki Watai @PH8kr , sobre o seu grande potencial e sobre o qur pode render no Boavista FC#TwitterAxadrezado pic.twitter.com/jXSwdSQRpn
— #𝗧𝗪𝗜𝗧𝗧𝗘𝗥 𝗔𝗫𝗔𝗗𝗥𝗘𝗭𝗔𝗗𝗢 🏁 (@twtaxadrezado) 2022年8月1日
最近渡井選手どうしているかな・・・と思っていた時に突如現れたヴォルティスファン垂涎の記事。ポヤトス監督と渡井選手の写真が載っていて、「Barcelona」という文字も見える・・・これはなんだ?気になる!ということで久しぶりに訳してみようと思います。
※基本的に「監督がこのように渡井選手について話している」という記事なので、ポヤトス監督の発言部分を抜粋して紹介します。
監督はどんなふうに渡井選手や彼の挑戦について考えているのかわかるようになっています。それではいってみましょう。
かっこいいタイトルですね。どうやら、バルセロナに渡井選手は憧れを抱いていた、ということが、記事を読んでいくとわかりました。
他クラブからの誘いがある中でもそれを断り、徳島に残り続ける。その信念の裏には、彼が持つ大きな夢がありました。
「彼は非常に器用で、中盤から前線まで、うまくプレーします。プレービジョンを持っていますから目立ちますし、出足が力強いことで、簡単に一つの局面から次の局面へ移ることができます。」
攻撃的なポジションなら、器用にこなしていた印象のある渡井選手。たしかに、追い込まれた、と思っても、うまく相手をかわしてフリーになる、というシーン、よく見ていましたね。
「マサキとは2年一緒にいましたが、常に、ヨーロッパへ行きたいという思いを持っている選手だと感じていました。育成年代ではプロクラブで過ごさず、学校出身でしたが、ヨーロッパで勝利したいという思いを強めながら過ごしていました」
若いころから、ずっとヨーロッパに行きたいという思いを持っていたようです。
「彼は、ヨーロッパでプレーしたいという思いとバルセロナへの情熱を混同してもっていると思います。彼にはバルサへの愛があり、私たちの会話が非常に盛り上がるのは、私がレアル・マドリーにいたことを彼が知っていたからでした」
バルサが大好きだったんですね。(知らなかったので、少しへ~と思いました)
バルサvsレアルということで、よく盛り上がっていたんでしょうか。どんなことで盛り上がっていたのか、話の中身を聞きたいところです。
いつか、また二人が再会したらどんな話をするのでしょうか。
「日本では、彼には素晴らしい未来が待っていました。私の日本での1年目の時には、J1リーグから移籍のオファーもきていました。しかし彼は、スペインサッカーの大ファンで、スペインの指導者がいるということで、チームにとどまり、ヨーロッパのサッカーを理解するためにもっと学びたいという意欲を見せてくれました。私たちのチームは小さなクラブですが、彼は残るということを決断しました」
ずっと心に決めていたんですね。かっこいい。彼が大切にしているものが、はっきりとわかるエピソードです。普通の選手なら、いい条件のクラブから誘いがあればすぐに行ってしまうところだと思いますが、彼には、彼の物差しがあり、それを曲げなかったということですね。そんな生き方に憧れます。
「彼はまだ若く、日本にはたくさんの経験豊かな選手がいます。彼はいつも、徳島を出たとして、J1リーグでプレーできるのかを疑っていました。ただただ試合に出るための移籍をしたいと考えていたのです」
試合に出ないと意味がないということで、悩んでいた様子。たしかにそうですよね。
「マサキの大きな挑戦は日本代表になることです。ヨーロッパで過ごすことで、その扉を開くことができます。彼はそれをわかっていますし、私は彼のポテンシャルは高いと思います。しかし、彼は競争というものをよく学ばなければなりません。よりフィジカルな中でプレーするでしょうから、チームのよりたくましいプレーに適応しなければならないですし、プレーするということについてさらによく理解しなければなりません。なぜならポルトガルリーグは戦術的に発展しているリーグだからです。そこを飛び越えれば、あとは彼自身の問題です」
ポルトガルリーグは、Jリーグと比べれば、フィジカルな部分も戦術的な部分もレベルが高いかもしれません。そこに適応できるか。彼なりの成功スタイルを見つけてほしい。彼以前にも、ポルトガルリーグの中盤選手として活躍した日本人選手はいます。
渡井選手にも、彼なりに輝けるスタイルというものがあるはず。それがつかめるといいですね。
「彼は臆病です。ただし話すことについて臆病であるということではありません。私は常に立場として彼の上にいようとしており、彼がミスをしたときには彼を試し、
考えてもらうために、意見を言っていました。彼は、いつも私が言ったことすべてを受け入れました。」
ここは、自分の意見を言うということをポヤトス監督は求めていたのかもしれません。たしかに、主張するということは必要でしょう。少しずつ、自分の意見を言えるようになればいいと思います。
ただし、逆に言うと、人の意見をしっかりと聞くことができる、というのは、彼の持つ長所なのかもしれません。しっかりと相手の意図を理解したうえで、自分はこう思うということを伝える。前の部分は渡井選手はすでに高いレベルでできているのではないでしょうか。あとは、語学力でしょう。大丈夫、渡井選手ならできるはず。
「ボアヴィスタでのプレーは素晴らしい挑戦で、ポルトガルリーグは非常にレベルが高く、たくさんの素晴らしい選手がいて、サッカーのタイプも彼にとって非常に相性の良いものだと思います。彼にとっての成果が早く訪れるか、それともゆっくりになってしまうのかは、ボアヴィスタのプレースタイルによって大きく決まるでしょう。ボールをしっかり持つスタイルであれば、すぐに結果がついてくるでしょうし、よりダイレクトなスタイルで、特に後ろの部分で組織化されるスタイルであれば、適応しなければならない部分が大きくなります。マサキは非常に高い攻撃センスを持っていますし、主に攻撃することを好む性格です。すべての選手と同じように、彼もボアヴィスタの監督が要求してくることを満たしながら、彼自身が望んでいることも達成すべく、よりレベルアップしていかなければなりません」
これは確かにその通りでしょう。チーム戦術によって、輝く選手は違ってきます。彼が生きる戦術であれば万々歳ですが、もし仮にそうでなかった場合でも、あきらめずに模索すれば、何か生まれるはず。もがいて、何かを見つけてほしい。
以上が、ポヤトス監督の言葉でした。
渡井選手のことを大切に思っているということが伝わる記事でした。
いつか二人がスペインの地で選手vs監督として再会、なんてことがあったら面白いな~でもポヤトス監督徳島にもずっといてほしいな~なんて思いながら読んでいました。
こんな感じで渡井選手や日本人選手が現地記事に取り上げられる回数がたくさん増えるといいですね。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2022年8月1日
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楽しみですね・・・。
また、何か取り上げたいことがでてきたら、更新しようと思います。